とあるガソリンスタンドの構内の風景なのだが…。
何か、奇妙なところがあるのがお分かりだろうか?
白い矢印の先に、黄色い2本の線が引かれて「一時停止」の看板が立っている。2本の線の間は、1メートルほどである。
別に段差があるわけでも、何か機械が通るわけでもない。
横から見ると、こんな風になっている。
実は、この2本線、こちらと向こう側に有る狭い路地につながっている。
ガソリンスタンドの中を、かつての路地が仮想線として横切っているというわけだ。
道ではなくなってしまったけれど、そこは紛れもなく「道」として機能している奇妙な空間。
こういう場所を「赤線」という。
※赤線=昔の風俗地帯ではなく、法定外公共物の里道をさす。法定外公共物の水路は「青線」。