「向こうから、坊さんがふたり来るよ」
「うん、おしょうがツー」
………。
やっていたのが林家三平でなければ、ぶん殴られていたところだな。
というわけで(どういうわけだ?)、町内の注連縄(しめなわ)づくり教室があった。
夏のうちから農家に頼んで(今は、稲刈りをしながら刻んでしまうことが多いので、しめ飾り用に作ったものではないといえ、
藁を手に入れること自体むずかしくなりつつある)おいた藁を半日がかりですぐっ
て、使える藁とくずに
わけたものを使って2時間ばかり。
ごぼう締めと、ひしゃくを幾つか作った。
ごぼうは玄関先、ひしゃくは台所などの水回り用だ。
まあ、先生のようにはいかないが、一応形になったからよしとしよう。
飾るのは、28日が一番いいとされている。