久々のお江戸行き。
まずは、乃木坂の国立新美術館でやっているオルセー美術館展へ。
乃木坂の改札を出たところに人だかりがあるから、何だろうと思ったら、こんなところで美術館の入場券を売っている。
気がつかなければうっかり通り過ぎてしまうところ。
かなりひとは入っていたが、混雑でよく見えないというほどでもなく、それぞれの作品をゆっくり眺めることが出来た。
おなじみの作品が沢山展示されているのだが、さすがに、本物は迫力が違う(やはり印刷などでは、色ばかりでなく絵のもっている質感は再現しきれない)。
まあ、ただ印象派の作品になると、今の目から見ると「それほどでもないかな?」などと思ったり(個人的な感想です、あくまで(^_^;)。
人体のデッサンなど、かなり誇張されていたり(不自然に長い足とか、ぐ〜んとのばされた腕とか)よく見ると不自然な絵もあるのだが、全体として見るとそれで調和がとれているような…。
農作業中の群像も、何となくそれぞれが静止したポーズをとっている感じのものもあり…。
いえ、自分で描けるわけではないのであくまで個人的な戯言です、はい。
でも、やはり、一度は本物を見ておくのはいい経験です。
オルセー美術館展のあとは、本日の主目的の「世田谷文学館」で開かれている「日本のSF展」へ。
なかなか雰囲気のいいところにある施設。
展示を見たあとは、ホールで開かれた豊田有恒先生・夢枕獏先生対談「日本SFの未来」を聞きに。
日本アニメの草創期から手塚治虫の裏話や空海にまでわたる楽しい対談が聞けた。
え?「日本SFの未来」はどうした?
その疑問は皆さんもたれたようで、質問タイムに客席の若い男性からその質問が出ると、おふたりに代わって客席の現日本SF作家クラブ会長の東野司さんが答えて締めるという、なかなか贅沢な幕切れとなった。
豊田さんご夫妻とも久々にお会い出来ていろいろお話も出来、夢枕さんにもご挨拶が出来たし、楽しいひとときだった。
ご夫妻と別れてからは、東京の知り合いに電話したら閑だというので、一緒に夕飯。
東京駅前の新丸ビルに、ルパン3世の衣装が飾られていた。
東京は、蒸暑い一日だったが、上田に戻ると心地よい涼しさ。
いよいよ秋。
乗換駅の渋谷。
また、移動になるらしいハチ公は今日もがんばっているが、そのバックのビルに御岳山の悲報のニュースが。