3月11日「パンダ発見の日」
・1869年(明治2年)の今日、フランス人のダヴィット神父が、中国奥地のある家で、白と黒の熊の毛皮を見せられた。これが世界三大珍獣のひとつといわれるパンダが、世界に知られるきっかけとなったとされる。(記念日協会)
「白蛇伝」1958年・東映
監督:薮下泰司
主な声の出演:というより、森繁久彌、宮城まり子のふたりだけですべてやっている。
日本で、というより、おそらく世界ではじめてスクリーンにパンダを登場させた劇場用映画ではないかと思う。
「舞台は宋の時代の中国。
許仙(シューシェン)という少年に可愛がられていた白蛇が、成長して白娘(パイニャン)という娘になって、彼のもとに現れ、ふたりは、お互いに慕いあうようになるのだが…」
高僧の法海は、白娘を蛇の精と見抜き、許仙を救おうとするのだった。
おまけ:日本最初のカラー長編アニメ映画である。
パンダの資料がほとんどなく、たった1枚の写真を手がかりにして描いたそうだが、そのためか、かなりスマートで小柄なパンダである。
実際に役者の演技を撮影して、それをもとにアニメーションを起こすというディズニーと同じライブ・アクション方式で作られたのだが、このとき白娘を演じたのが、東映のニュー・フェース佐久間良子、そして小青役が松島トモ子だった。
子供のころ見て、美しさに感動したアニメ。
その後、近代フィルムセンターで上映された時、見ながらストーリーを全部ノートに書き込んだ覚えがあるなあ(ビデオも何も発売されてなかったころだからねえ)。