2009.1.27の1
第三日である。
朝、7時半頃に、ミルフォードサウンドに向けてホテルを出発。バスは、昨日と同じで、ガイドの女性も昼食の時に交代した日本人。
あちこちで、松の木が切り倒されている。アメリカンパインツリーといって、やはり外来種の上形も悪く役に立たない嫌われ者だとか。
ボランティアで、休みに切り倒しに行くひとも多いそうだ。植物には罪はないとも思うが…。
晴れたり虹がかかったり、空模様が不安定。
ガイドさんは、盛んに、
「ミルフォードサウンドは、晴れの方が珍しく、雨が降っていてもがっかりしないでください。
山から沢山滝が流れて素晴らしいですから」
と繰り返す。心配だったら売店で、カッパを買っておいた方がいいとも(こちらは、事前の情報もあったので、日本から持ってきてはいたのだが)。
あまりくどいので、かえってほんとか?と思いたくなるくらいだ(あとで、他の人たちにも聞いたのだが、やはり、ほとんど雨の場合が多いそうだ)。
テアナウ湖のほとりにある町で一休み。
どこへ行っても、こういうオブジェが置いてある。
顔出し看板は、日本の観光地だけの専売特許ではないようだ。
何となく、諏訪湖を思い出させる湖(水の色は全然違うが)。
エグリントンバレーで写真タイム。この辺から、どんどん天気が良くなってきて、あちこちで写真タイムといってはバスが止まるようになる。
どうやら、天気が良くて、ふだん見られない景色が見えて一番喜んでいるのは、運転手のようだ。
ミラーレイクス。風がないと、湖面にきれいに景色が映るらしいが…。看板が、わざと反対に立てられている。
この草は「タソック」。羊も牛も食べない固い草で、役にも立たないため邪魔者扱いされてきたが、ニュージーランド固有の植物ということで、今は保護区も出来ている。茶色だが、枯れているわけではなく、これが本来の色(色は、何種類かある)。
ただ、北島に行って聞いてみると、タソックのことを知らないひともいたから、南島の方が多いのかも知れない。
だんだんミルフォードサウンドが近づいてくる。向こうに見えている山の向こうがそうだ。
この川の水は、氷河から流れてきたもの。飲めるというので、口に含んでみると、甘味があっておいしい水だった。
山の上に残った氷河からの水が、滝になって落ちている。
雨の日だと、あちこちから滝が流れるとのこと。
この川にかかった橋のたもとで、最後の休憩。
雨の気配はまったくなし。
つづく