佐久市の野沢にある成田山薬師寺を久々に覗いてみたら、「ぴんころ地蔵」に立派な屋根が出来ていた。
水戸の保和院桂岸寺にも「ぴんころ地蔵」がある。こちらは、宝暦年間に作られた「延命地蔵尊」の愛称のようだ。地蔵自体は、最近新しく作り直されたらしい。
2007年には、下呂温泉のマロニエ下呂温泉の敷地内の散策道にも「マロニエぴんころ地蔵」が作れたそうな。
佐久のぴんころ地蔵(長寿地蔵)が作られたのが2003年だから、水戸のものの方がずっと古いのだが、一番有名なのは佐久のもののようだ。
高齢者社会がますます進んで行けば、もっとあちこちに増えて行きそうな感じである。
特別長生きしたいとも思わないが、ある程度好きなことをやって、ぼちぼちいい年になって、ある日眠ったまま安らかにころっといけたら、とは、ある程度の年になると、たいがいの人が考えるところなのだろうな。