本を、代引で送ってもらえないかと頼まれた。
今まで、やったことがないのでちょっと、調べてみる。
こちらが代金を受け取るための手数料を見ると、
普通為替(配達日の2~3日後、為替証書を郵便で届く)
3万円未満 420円 3万円以上 630円
通常払込(配達日の3~4日後、振替口座へ払い込み)
3万円未満 120円 3万円以上 330円
電信払込(配達日の1~2日後、オンラインで振替口座または「総合口座」へ)
3万円未満 525円 3万円以上 735円
どうみても、通常払込が一番安くてお得である。
ところが、この方法で受け取るためには、まず「振替口座」を開設しなければならない。
で、郵便局へ行って、開設の申し込みをする(印鑑と、身分証明書が必要)。普通、通帳を作る時は、その場でもらえるのだが、この振替口座、申し込んでから使えるようになるまで10日から2週間もかかる。
開設通知が11日目に届く。通知だけで、通帳はないので、口座番号をなくさないようにしておかなくてはいけない。
手数料120円〜525円、この差はいったい何処から来るのか?
今は、何でもコンピューターで瞬時に処理しているのだと思うのだが、この手数料というやつの明確な根拠を示せる人はいるのであろうか?
これで、やっと品物を送る準備が出来た。
で、代金引換え用紙に書き込んで、発送すればいいだけなのだが…。
この代金引換え用紙の記入方法が、よく分らない。
虫メガネで見なければ読めないような字で、注意書きが書かれているのだが、読んでも分らない。
まず、郵便の種類を指定する欄があるのだが、「簡易・普通」「郵便・ゆうメール」とあって、「いずれかを抹消してください」と書かれている。
どうすればいいのか、一発で理解出来る人はいますか?
「該当するものに丸をつけてください」というのなら、いやでも分る。
単に「いずれかを抹消してください(ちなみに、抹消とは2本線で消すことなのだが、お役所以外で知ってる人なんているのか?)」といわれて、どれを消したらいいのか分る人がいるのだろうか?
該当する方を消せというのか、不要なものを消せといっているのか?
まあ、答えは、不要な方を消せということなのだが、どう考えても「該当するものに丸」の方が分りやすい。
で、いろいろ書き込んで、最後に送金額(本代+送料+代引手数料)を書き込んでから、ふと疑問がわいた。
総金額の下に、「引換え金額(お届け先からお預かりする金額)」の欄があるのだが、もしかすると、こちらに(本代+送料+代引手数料)を書いて、総金額の部分には、代引手数料を引いた金額を書くのかな?という疑問である。
考えていても分らないので、郵便局に行って、その点を聞いてみると、局の人もしばらく用紙を眺めて考えていたが、やおらマニュアルを持ってきて調べはじめた。
まあ、正解は、「総金額」の欄に(本代+送料+代引手数料)、「引換え金額」の欄に(本代+送料)だったので、書き直さずに済んだのだが…。(と思っていたら、追記に書いた通り、やはり両方の欄に同じ(本代+送料+代引手数料)の金額を書き込まなければいけなかったのだ! やれやれ…)
郵便局の人間でさえマニュアルを見ないとよく分らない書類というのは、いったいどんなものなのだろうか?
まさに、民営化されても生き残っているお役所体質の見本みたいな書類、というのは大げさだろうか?
で、ようやく用紙が出来上がって、支払い。
「540円」です。
「え?」
書籍の送料だから、290円だけでいいと思っていたのだが…。そこに、代引手数料が上乗せされている。
代引手数料は、品物を受け取る時に受け取る側が払うだけだと思っていたら、送る側がまず支払うらしい。
で、最終的にその金額が、わたしの方に払い込まれるということのようなのだが…この解釈で間違いないのだろうなあ…。
実際に、振替口座にお金が振り込まれるまで、この疑問と不安は消えないのである…。
追記
あ!
もう一度用紙を見直していたのだが…もしかすると、「引換え金額」の欄にも上と同じ「本代+送料+代引手数料」を書かなくてはいけなかったのではないか?
でないと、代引手数料は、こちらで支払っただけで、送付相手からの分は徴収されないのではなかろうか?