工期が延び延びになって、一時は結局作らないのでは?という感じだったアリオ(イトーヨーカドー)の看板が上がっていた。
どうやら、来春開店の運びとなったようだ。
まあ、大きなスーパーが出来るのは、それはそれで構わないのだが…。
こちらの、駅前の旧店舗は、どうやら取り壊されることになりそうだとのこと。
確か、食品売り場だけは残したいと言っていたのではなかったのか?
これで、上田市の中心街には、全くスーパーマーケットが存在しないことになる。
これは、ある意味非常事態ではないのか?
新しい、アリオは、わが家からだと徒歩にして20分くらいの距離になる。
たいしたことはないじゃないかと思うかも知れないが、それは、若い人や、車の運転が出来る人間にとっての話。
店まで行くには、ずーっと坂道を下ることになる。帰りは、重い荷物を下げて坂道を登らなければならない。
歩きしか手段のないお年寄りには、近くてとても遠いところなのだ。
じゃあ、町内の店で買い物をすればいいじゃないか、という人がいるかも知れないが、その町内の小さな店そのものが、すでにほとんど存在しないのだ。
すべてとは言わないが、大型スーパーが出来たおかげで閉めてしまった店舗も多いはずだ。
そして、今度は、そのスーパーがどんどん市街地から撤退し、巨大な「高齢者買い物不自由地帯」の出現となった。
住宅地に、買い物をする施設が存在しないというのは、どう考えても異常な状況だろう?
単に、駅前が寂れる、というだけではすまない話だと思うのだが…。