唐突に厚労省が発表して、ニュースになって流れている「メタボリック・シンドローム」。
日本語に訳すと「代謝症候群」とか「内臓脂肪症候群」とも呼ばれる複合生活習慣病のことらしいが…。
ようするに「デブはいかん」と、お役所が言いはじめたわけだ。
純粋に国民の健康を心配しているだけであればありがたいことではあるが、どう考えてもその裏には、
「医療費を上げるぞ〜。
金取られたくなかったら、病気になるなよ〜。
病気になって困っても、おまえらのせいだぞ〜」
という底意が見え見えである。
まあ、病気にならないに越したことはないので、言われなくても体を絞る努力はしているがね。
基準は腹回り(へその下の、一番太い部分)が、男で85センチ、女で90センチで、それ以上あると要注意ということらしい。
ここひと月で、6センチ以上腹回りを絞ったから基準よりはかなり下になっている。
たいした努力はしているわけではなく、昼を野菜ジュースとヨーグルトやチーズ少しに置き換えただけだ。
朝と夜、それにおやつはしっかりと食べているし、体重自体は、2.5キロ落ちたくらいであまり下がっていない(ほんとは、もっと落とした方がいいのだが)。
あとは、気分次第のウォーキングとウエストの8の字ひねり運動くらい。
つまりは、必要以上に摂りすぎていたカロリーを落とせばそれほど無理なく自然に痩せるのである。
太っているということは、運動で消費する以上にカロリーを摂りすぎているということだ(特に病気でなければ)。
それ以上の理由はない。
痩せるための食品が盛んに売られていて、買っている人間も多いが、必要以上に食いすぎて太っている人間が、それ以上ものを食って痩せようということの大きな矛盾に気がつかないのか?「酒を飲んで、酔いを覚まそう」というのと大差ない発想のように思えるが、どうだろう。
ダイエット食品を買う前に、「今食いすぎている分」を減らす方が先決問題だろう。
その根本問題を自覚できないうちは、リバウンドが続くだけである。
※メタボリック・シンドローム、内臓脂肪症候群、
「メチャボテッと・症候群」とでも、覚えておこう。