「他山の石」
「詩経」の中の句「它(他)山の石 以って玉を攻(みが)く可し」が出典。
「他人のつまらぬ言動(失敗等)でも、自分の修養に役立てられる」というような意味。
雪印が同じような騒ぎになったのは記憶から消えていなかったようだが、にもかかわらず不二家はそこから何も学んではいなかったようだ。
まあしかし、これは企業だけのことではない。
多少減ったとはいえ、相変わらず飲酒運転で事故を起こす人間が絶えないのもおんなじことである。
日本人ばかりのことでもないだろう。
人類が他人の失敗から学べるのであれば、戦争などとうになくなっているだろうから。
記憶の遺伝、経験の共有ということはあり得ないのだから、この問題は多分永久に続くのだろうな。
ひとごとばかりではない。以って他山の石とすべし。