6月30日「アインシュタイン記念日」
・1905年の今日、アインシュタインが相対性理論の最初の論文となる「運動物体の電気力学について」を発表したことに由来する。物理学に対する関心を高める日ともいえる。(記念日協会)
「猿の惑星」1968年・米
監督:フランクリン・J・シャフナー
主な出演者:チャールトン・ヘストン、モーリス・エヴァンス、キム・ハンター、ロディ・マクドウォール、ジェームズ・ダリーほか
「地球を旅立って、1年半。宇宙船は、とある惑星の湖に降り立ったのだが、その間に相対性理論によれば、地球では2000年という歳月が流れた計算になる。
隊長のテイラーたちは、一見荒れ果てた砂漠のような惑星を探索しはじめる。
そして、やっと出会った生物は、地球人そっくりの、だが原始的な人間の群れだった…」
宇宙船が、光速に近づくほど、宇宙船内の時間はゆっくり流れることになる。ある意味、未来にだけ行ける一方通行のタイムマシンみたいなものだな。
同じ年、「2001年宇宙の旅」というとんでもない傑作が作られてしまったために、「SF映画としては」少し影が薄くなってしまったのは気の毒ではある。
おまけ:原作の小説を書いたのは「戦場に架ける橋」のフランス人作家ピエール・ブールである。
つまり、猿の惑星の「猿」とは、日本人の比喩にほかならない。
原作の落ちは、映画とはまた違った皮肉な結果になっている。