10月18日、木原光知子さんが亡くなった。
1964年の東京オリンピックで競泳に出場、ミミという愛称で、引退後はタレントとしても活躍していた。
59歳という若さで、まだこれからという時の死であった。
10月17日、ミミより1日早く、もうひとりの元女子オリンピック選手がこの世を去っている。
しかも、ミミより4歳も年下の55歳という若さだった。
上田出身の1976年のモントリオールオリンピック、走り幅跳び代表の湶純江(あわら・すみえ)さんだ。
1978年のバンコク・アジア大会では、銅メダルを獲得している。
彼女の持っていた76年の6メートル41センチという日本タイ記録は、その後11年間破られなかった。
しかも、彼女の場合は、地方の企業に就職してからのオリンピック出場だった。
今のように、スポーツ環境の整った時代であったら、どれだけ記録を伸ばせていたかと思う選手であったのだが、その人の生まれた時の運というものもやはりあるのだなあ、と思わざるを得ない。
おふたりに合掌。