茗荷の葉に、地中から出て羽化してまだ間もないらしい油蝉。
抜け殻や姿は、時おり見かけるが、今年は家の周りでほとんど鳴き声を聴いていない。
暑過ぎるせいなのか?
佐久から上田辺りの千曲川流域の東信地方には、8月1日に墓参りをして墓の掃除をする風習がある。
お盆も近いのに、なぜ?と、他の地方の方は思われるだろう(逆に、この辺の人間は、どこでも同じ風習があるのだろうと思っているひとが多い)。
それには、こんな歴史がかかわっている。
「寛保2年 (1742) に、信州、上州、武州一帯を台風によるものと思われる集中豪雨が襲った。
豪雨は、旧暦の7月27日から8月1日まで続き、このため千曲川上流の南佐久郡八千穂村上畑 (現佐久穂町) の集落は一夜にして流失、その被害は、次第に下流へと広がって行った。
この大洪水によって、千曲川流域では、2800人がなくなったといわれている。
1742年が壬戌 (みずのえいぬ) にあたるため、この洪水は「戌の満水 (いぬのまんすい)」と呼ばれている」
上田市の秋和にある正福寺の入口には「千人塚」があるが、これは千曲川上流から流されてきた死体を、上田藩主の命令で正福寺の門前に引き上げ、埋葬して供養塔したもの。
上田でも、158人の流失者があったそうである。
茗荷が顔を出しはじめた。
一度に、20〜30個も取れる。
正直、あの独特の薬っぽい香りはもうひとつ好きになれない。
それでも、そうめんの薬味にしたりすればけっこううまいと感じるから、人間なんて勝手なものである。
どうも、茗荷は、女性の方が「大好き」というひとが多いような気がするのだが、どんなものだろうか?
名古屋場所の奇観
別段、力士の取り組みのことではない。
ご当地力士が登場するたびに起こる「手拍子」である。
ありゃなんなんだ?
陸上の高跳びや幅跳びじゃあるまいし(まあ、あれも、手拍子と助走のリズムが合ってる場面を全く見たことがないので、ない方がいいんじゃねえのか?といつも思うが)。
やっぱり、名古屋は、異世界なのかも知れない。